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独り言

良い人生をー!その1

先日の蒸し暑~い夜。10時頃、電話がかかって来ました。ちょっと小さな声で「すみません、今夜、これから宿泊は可能でしょうか?」 どうぞ、と返事をさせてもらい、「今、どのあたりにおられますか?」「よくわからないんです・・・深草?藤森? 高速バスを降りてきたところで・・・」
どうも迎えに行った方がよさそうな感じだったので、その場で待ってもらうことにしました。近くなので携帯電話だけを片手に急いだのですが、途中でいきなり雨がザアーっと降って来て。
《注:怪談話ではありません》

約束の場所に行くと、目印に聞いていたシルバーのスーツケースに白いパンツスタイルの彼女がお待ちでした。「こんばんわ。急な雨で傘も持って来なくてごめんなさい。観光に来られたんですか?」「・・・いえ、観光ではなくて・・・帰りたいんです」「?」「・・・もう、やだ。帰りたいんですぅ・・・(ウルウル)」
《注:北陸から高速バスに乗って京都へ着いたとたん、家に帰りたいって?》

さっぱりわかりません。「家に帰りたい」と繰り返し泣きそうに訴える彼女を、「・・・とにかく・・・こっちこっち」と、ザーザー降りの中を傘もささずに幼児誘拐犯のような気分で誘導しつつゲストハウスへ。私は一体何をしているのかと。
《注:もしかしたらいわゆる「やべぇ奴」ってか・・・非常に不安な気分だったことを察して頂きたい》

ぽつりぽつりと話し始めた彼女。要するに・・・
彼に会うために高速バスに乗って北陸からやってきたらしいのです。深草バス停に彼が迎えに来てくれる約束で。ところがその彼。ナント妻帯者(しかも子どもも2人いた)だったことが乗車中の携帯のやりとりで判明。
《注:謎は全て解けましたね》

「いつから付き合ってたん?」「まだ最近で」「どこで出会って?」「・・・出会い系・・・」「・・・ま、そらあかんかもな」
《注:おばさんは冷たいのです》

明日の朝食もいらないと言い、泣いてる様で怒っている様で、明らかに混乱している彼女のその夜。梅酒が好きだと言うんで「倒れるまで飲まないでね」と、念押ししつつオヤスミナサイ。あんまりまともな話ができそうにない様子だったので、とにかく、本日は終了!となったのでした。
《注:翌朝へ続く》

 

全部、台風のせい!

良い人生をー!その2

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